フェイシャル

シグネチャーフェイシャル(エクストラクション&マシーン)


エクストラクション

日本では指を使ってニキビを取ったり角栓を取り除くと毛穴が広がる、または跡になるので、指で触ってはいけないと信じられています。
欧米のエステティックではフェイシャル中のエクストラクションはとても重要なこととされています。
エクストラクションはきちんとトレーニングされたエステティシャンによって行われることで、ニキビを悪化させることなく速やかにコメドンを取り除くことのできるとても素晴らしい技術です。

コメドエクストラクターまたはプッシャーと呼ばれる器具を使ってコメドンを取り除く方法もありますが、理想的なのは指とコメドエクストラクターの両方を使い分けることでしょう。
アメリカでは2本の綿棒を使ってエクストラクションをする技術を推奨する人もいます。

エクストラクションを行うにはまず、毛穴を十分に開かせ詰まった角栓を柔らかくします。
エステのトリートメントルームで行われますので、プロフェッショナル用のスティーマーを使ったり、ガルバニック電流を使って毛穴を十分に開かせることができます。
毛穴を十分に開かせたところに、特殊なローションを塗布し角栓をより柔らかくします。
使い捨てのグローブをはめ、指にコットンやティッシュを巻きエクストラクションを行います。
指先に角栓等がついて汚れた都度に新しいものを付け替えます。

アメリカでは州によりますが、「ランセット」と呼ばれるものを使うときもあります。
これは毛穴の先が閉じたクローズドコメドンと呼ばれるものを取り除く時に使われます。
クローズドコメドンは毛穴の先が開いたオープンドコメドンに比べて、摘出するのが簡単ではありません。
適切なランセットの使い方、適切な指の使い方でないとキレイに取り除くことはできません。
間違ったエクストラクションはお肌に一時的にアザを作ることがあります。
炎症を起こしているニキビをむやみやたらに触ると真皮層を傷つけニキビが治った時に跡が残ります。

エクストラクションは正しいやり方で行えばとても素晴らしい技術ですが、間違った方法で行われるとお肌を傷つけてしまいます。
日本で「指を使ってニキビを取ったり角栓を取り除くと毛穴が広がる、または跡になるので、指で触ってはいけない」と信じられているのは、間違った方法で行われた時のことです。
正しくは、「自分で」行わない方がいいということです。

お風呂上がりなどにお鼻の角栓を押し出す方もいらっしゃいます。
無理のない程度でしたら構わないと思いますが、少しやって難しいようでしたらそれ以上続けるのはやめるようにしましょう。

エクストラクションは正しく行えばとても素晴らしい技術です。
長年悩んでいたお鼻の黒ずみや、洗顔しても取れないザラザラ、ブツブツをその場で改善してくれます。
間違ったエクストラクションのやり方が、エクストラクションだと今の日本で信じられていることはとても残念なことだと思いますが、ビューティサイエンス・デイスパでは少しでも多くのお客様にエクストラクションの素晴らしさを体験していただきたいと思っております。